(上記は、リフォーム産業新聞2020年12月28日号掲載 ※...
外壁・屋根塗装を検討する際、塗装工事が終わったあとも、しっかり保証してくれるかどうかは大切なポイント。保証とひとことで言えど、期間や内容はさまざまです。今回は、外壁・屋根に関する保証の意味と内容についてお話しします。
外壁・屋根塗装を検討する際、塗装工事が終わったあとも、しっかり保証してくれるかどうかは大切なポイント。保証とひとことで言えど、期間や内容はさまざまです。今回は、外壁・屋根に関する保証の意味と内容についてお話しします。 一般的に保証があるということは“これからも住まいのことを一緒に守ります”という意思の表れ。その際に確認するポイントは「会社はこれから10年15年先も存続していそうか」や「組織として誠実な対応をしてくれるか」ということ。例えば、口約束の保証は実際のところ何の意味もなさないですし、会社が倒産してしまえば一緒に住まいを守れません。『保証〇年』の背景にある組織の規模や会社姿勢、営業マンの人柄などをしっかり見極めることが大切です。また、万が一塗装をした会社に何かあっても保証ができる“第3者機関”に加入しているか確認することで、長期的に保証する仕組みがあるかを判断することができます。 また、耐久年数=保証年数ではありません。家電製品でも、実際には10年近くつかっているテレビも保証は1年。外壁塗装も同じで、住まいは太陽の日差しや雨など厳しい環境に晒されているため経年劣化が起こります。四季がある日本では経年劣化のスピードが地域によって差がある為、保証年数と耐久年数に差が生まれます。 外壁塗装における保証年数は、性能以外の問題で劣化が生じた場合は保証対象外となります。例えば、住まいの構造上どうしても傷んでしまう場合や天災、お客様自身で傷つけてしまった箇所などは保証対象外。会社によって変わりますが、ここでは三和ペイントの保証対象と対象外の違いについて例を挙げてお話しします。 ■保証対象=診断の見誤りや施工不備による劣化 三和ペイントで保証が適用される場合は、大きく分けて2つあります。1つ目は、診断時の見誤り。年間多くの住まいを診断していても、外壁の状態や塗膜の種類によって原因が分かりづらいものがあります。もともと外壁にあった旧塗膜と、これから施す塗料の相性が悪いと剥離に繋がることがあります。このような場合は、「塗料の選定ミス」ですので保証対象となります。2つ目は、施工不備。施工時に洗浄や塗料が不足していたり、適切な処置ができていないまま塗装をしてしまうと数年後に不備が見つかることもあります。 ■保証対象外=躯体や天地災害に起因する劣化 保証対象外となるのは、例えば天地災害。塗装をしておくことで雨等から住まいを守ってくれますが、地震や洪水等から守る為の塗装ではないため、天地災害に耐えられないことがあります。また、そもそもの住まいの建て方(構造体)が劣化の原因となる場合もしばしば。水や湿気が溜まらないように隙間があるべき箇所になかったり、雨が伝いやすい箇所の接続が悪かったりすると、いくら塗装で防水したとしても水気で傷んでしまいます。その為、このような場合は保証対象外となります。 今回は、保証の意味と対象範囲についてお話ししました。住まいの状況により、保証範囲は変わりますのであらかじめ担当スタッフへお尋ねください。住まいを長く、安心して守っていくための塗装ですので、保証内容は要チェックです!保証は、会社の規模と姿勢で見極める
保証が適用されるものと、そうでないものの違いは?
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