外壁・屋根の塗装セルフチェック!家の状態をチェックして住まいの現状を知ろう

2020.09.23 14:00

外壁・屋根の塗装セルフチェック!家の状態をチェックして住まいの現状を知ろう

外壁・屋根塗装は風雨や紫外線にさらされて次第に劣化していきます。劣化した塗装は雨水が防げないので、壁材や屋根材の劣化に繋がっていきます。さらに放置しておくと、家の躯体(骨組み)にまで腐食が広がってしまいます。

外壁・屋根塗装の劣化に早めに気がつき、メンテナンスをしていくことで大規模なリフォームをせずに済む場合があります。

 

この記事では、外壁、屋根の劣化を防ぐために塗り替えが必要なタイミングのセルフチェック項目について解説していきます。ただし、セルフチェックはあくまで目安です。一般の方では一見分からない損傷もありますので、定期的な専門業者の診断は必要です。記事の後半では無料点検についても扱うので、今後のメンテナンスとしても参考にしてみて下さい。

外壁のセルフチェック項目

見た目で分かる外壁セルフチェック項目をまとめました。目で見てすぐにわかる劣化箇所からは、今も雨水がしみています。見つけ次第早目に修繕しましょう。

筋状のシミ(黒ずみ、雨ダレ)

壁に筋状のシミがついていたら、塗装の塗り替え時期です。外壁の塗装は防水の機能を有しますが、塗装が劣化すると防水能力が低下していきます。その結果、壁の内部へ雨水が侵入し、劣化していきます。縦方向の筋状のシミは防水機能が落ちたサインですので、専門業者に相談しましょう。

色あせ

壁の塗装も経年と共に色あせます。色あせたからといってすぐに問題があるわけではありませんが、壁塗装の寿命をはかる指標になります。
大分色が変わってきたなと思ったら、専門業者の点検をうけるのをおすすめします。

粉が手に付着する

経年劣化により、壁に触ると白っぽい粉が手に付着する場合があります。この状態をチョーキングといいます。外壁に塗られている塗料が経年劣化により分離し、チョークの粉のようになります。
壁を手で触ったときに粉っぽいものが付着していたら、壁の塗り替え時です。

コーキング(つなぎめ)のヒビ、剥がれ、収縮

壁材はラバー、シリコンなどでつながれています。経年によりコーキングが劣化すると、ヒビが割れ、そこから外壁内部に水が侵入しやすくなるので、早目の処置が必要です。

コケやカビが生えている

通常、防カビ・防藻機能を持った塗料の上にはコケやカビは生えにくいです。しかし、外壁塗料が経年劣化してくると、その機能が低下し、コケやカビが生えてしまいます。コケやカビが生えたら外壁自体を傷めてしまうため、外壁塗料の塗り替えのサインです。

壁にひびが入っている

壁のひびを放置していると、ひびから雨水が侵入して建材を腐食します。壁側からの雨漏りの原因にもなりますので、発見次第すぐに修繕しましょう。

屋根のセルフチェック項目

屋根が傷むと雨漏りの原因になります。異変に気づいたら早めに補修しましょう。

天井・壁にシミ

天井や壁にシミができている場合、雨漏りしている可能性があります。早急に修繕しなければ、腐食が進行して住まいを傷めてしまいます。

屋根材がさびている

屋根材のさびは屋根塗装が劣化している証拠です。屋根塗装が劣化すると機能が低下し水をはじかなくなり、屋根材の金属部分にサビが発生してしまいます。屋根塗装を行いましょう。

屋根材の変色

屋根材が部分的に変色している場合、一部分に水が溜まっている可能性もあります。屋根材の防水機能が低下し、腐食が進行しているサインです。屋根塗装を行いましょう。

屋根材がひび割れている

屋根材がひび割れてしまうと、ひび割れた断面から直接水が入ってきます。雨漏りの原因になるので、補修が必要です。

屋根修理の勧誘を専門業者から頻繁に受ける

屋根修理の業者の中には、住宅の屋根の状態を見ながら営業をかけるところもあります。そういった業者に頻繁に声をかけられるようであれば、屋根材が傷んでいる可能性があります。ご自身でも屋根の状態を気にかけましょう。

地震、津波、台風が起きた後は要注意

地震や津波、台風に住宅が直面すると、不具合が発生している場合があります。
後から大きな腐食となって見つかるよりは、小さなうちから見つけた方が住宅の寿命は長くなりますので、地震、津波、台風が起きた後は屋根や外壁に気を配りましょう。

外壁・屋根の無料点検

外壁・屋根のセルフチェック項目をご紹介しましたが、外壁・屋根のセルフチェックでは限界があります。一般の方ではわかりにくい不具合もあるので、定期的に専門業者に点検を依頼するのをおすすめします。
外壁・屋根の点検を無料で行っている業者もあるので、上手に活用しましょう。なにか異変があれば、そのまま施工をお願いできます。
業者によっては施工後も無料で定期点検を行ってくれます。

外壁・屋根のセルフチェックまとめ

外壁のセルフチェック項目は以下の通りです。
・筋状のシミ(黒ずみ、雨だれ)
・色あせ
・壁を手で触ると粉が付着する
・コーキング(つなぎめ)のヒビ、剥がれ、収縮
・コケやカビが生えている
・壁にひびが入っている

 

屋根のセルフチェック項目は以下の通りです。
・天井、壁のシミ
・屋根材がさびている
・屋根材の変色
・屋根材がひび割れている

 

住宅の定期点検は健康診断のようなものです。住宅と長く付き合っていくために、住宅のメンテナンスもまめに行いましょう。

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