外壁塗装を検討するのは、実際築何年から?―約900人の塗装経験者に聞きました―

2020.04.10 16:00

「外壁塗装はいつか…」と思ってはいるものの、正直雨漏りなど困ったことになっていないからと先延ばしになってしまう方もいらっしゃいます。今回は、外壁塗装をした約900人のお客様データから、外壁塗装を検討し始めた築年数とリアルな声をお届けします。

 

塗装は10年に1度と言われるのはなぜ?

外壁塗装について検討する際、建てた会社から「10年目には塗装ですね」と言われたり、10年点検の際に塗装を勧められたりとよく聞く“塗装は10年に1回説”。このように言われる理由の一つに、新築時の塗料の種類が関係しています。

新築時には、内装や基礎工事など大きなお金がかかるため、多くの住まいでは外壁塗装に費用をかけずアクリル系やウレタン系の塗料を用います。塗料の耐久性は長い方からフッソ系・シリコン系・ウレタン系・アクリル系となるので耐久性が短いから築10年目にはということが挙げられます。これらの塗料は、7~8年で塗料の大切な機能である防水機能が低下し始めるため、10年頃になると目に見える形で傷みが見えることが多いです。確かに、築10年を過ぎてから塗装の案内チラシが入っていた…ということはよく聞きますよね。一般的に見て、外壁塗装が必要になるのがちょうど、築10年目というわけです。

 

塗装を検討し始めたのは、やはり10~20年が最多!

確かに推奨されるのは築10年が目安ですが、実際に塗装を経験された方たちは何年目に外壁塗装を検討しているのでしょうか。下の図は、三和ペイントで塗装をされた940名の方が塗装を検討した築年数のグラフです。10年未満の住まいに比べると、10年以降から圧倒的に増えています。

築10年目には「少し色褪せてきたかな?」という程度の傷みでも、それから2年、3年と経過すると顕著に傷みが目立ち始めます。立地にもよりますが、もっとも傷みが見えやすいのがサイディング外壁のコーキング(目地)の部分。10年間365日、家族を雨や風・太陽から守ってくれていれば当然傷みが出てきます。実際に塗装を検討したお客様の声としては「屋根・外壁の傷みが気になっていたところに塗装の案内があり、説明を聞き納得したので決めました。(築14年)」など、この時期になると外壁・屋根のメンテナンスが気になるようです。

 

外壁塗装を検討したきっかけとなる住まいの症状 1位は色あせ

築年数では、10~20年が外壁塗装の検討時期ということが分かりましたが、実際に住まいにはどんな症状が現れているのでしょうか。外壁塗装経験者の回答が下の図の通りです。

検討する住まいの傷みTOP3は「色あせ」「ひび割れ」「カビ・コケ」でした。特に色あせと答えた人は半数以上いました。色あせに気付くタイミングは人それぞれですが、例えば日当たりのいいベランダは色あせの症状が顕著に目立ちます。少し遠くから家全体を見たときに「もうちょっと濃い色だったような…」と思うことも多いようです。外壁の傷みが目に見えて分かるということは、大切な防水機能がなくなって少し時間が経過している証拠。雨漏りなどさらに傷みが進行する前に、気づいたときは早めに外壁塗装の検討をするのがよさそうです。

ここまで、塗装を検討し始める時期についてお伝えしましたが是非ご自宅のチェックをしてみましょう!

 

  • 新築から、もしくは塗装をしてから10年が経過しようとしている。
  • 最近、外壁塗装のチラシや電話が多くなった。
  • 住まいの日当たりがいい方角では、外壁が少し色褪せて見える

どれか一つに当てはまれば、外壁塗装検討のサインです。ご家族とも話し合い、今後家をどのように守っていきたいか考えるいいタイミングですので参考にしてみてくださいね!

また「本当にうちの家は塗装いるの???」と思われる方は、ぜひ塗装専門スタッフの無料点検で住まいの状況を確認してみてください。

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