屋根診断士/わくわくを創る人④

2019.07.17 15:00

ココロトソウ

屋根診断士/工事部・中野敏彦さん

ココロトソウ

なかの・としひこ◎2008 年入社。三和の創設メンバー。工事部長と支店長の二足の草鞋を履き、現場の問題と向き合う。親しみやすい雰囲気で、壁なく本社・神戸メンバーと関わっている。

1泊2日で、座学と実技があります。座学では面積の出し方や屋根についての知識を、実技では実際に屋根を取り付けたり解体したりを体験できます。その後試験に合格すると認定されます。2日間でより先方様に自信持って提案することができるのでお勧めです。

ココロトソウ

お客様に最善の提案を。メンテナンスのプロとして三和に価値をプラス

業務+αの学びで仕事を面白くする三和人を紹介する企画。第4回は、創業時から三和を支えてきた中野さんに〝学ぶ〞目的を聞いた。

「自分でしっかり提案できるようになりたかった」と話す中野さん。当時、堺の支店長として営業をしている際、もう塗装では対応できない案件を多く目の当たりにしたそう。その時は屋根のカバー工法を勧めるも、見積もりや発注に関しては職人にすべて任せており、自分自身で0から提案できていなかったという。のちに本社工事部へ異動となった時、屋根リフォームに関するクレームの多さを体感し「会社で屋根の専門知識を持つ人になろう」と決めたのだそう。

 

そうして見つけたのが「屋根診断士」だった。一般社団法人屋根診断士協会がとりまとめており、屋根の保守と見直しを通して住まいと暮らしの安心を提供することを目的に活動。資格を取得することで、屋根付図と見積もりの作成、下地防水紙の構造や診断報告などの知識を持ち、提案をすることができる。受講者の大半が実際に手を動かす職人で、唯一中野さんだけが総合職として参加をしていた。「塗装を考えるということは、先方様に10年20年と家を守っていきたいという意思があるということ」。だからこそ、提案する私たちが塗装とカバー工法のどちらも提案できるようにしていくことで、お客様の選択肢を増やし最善の選択を促すことができるのではないかという。実際に資格を取得したことで、塗装だけにとらわれず改修方法とご家庭の将来をすり合わせて考えることができるようになったと、感慨深げに話してくれた。

 

そんな中野さんが見据えているのは、屋根工事受注の仕組みをつくること。現在、カバーや葺き替えは部材の発注から工事までを職人に任せているため、中間コストが発生する。もし自社での受注が可能になれば、部材の仕入れと見積もりからお客様に提案することができる上に、価格でも還元できる。「事業を考えるにもちゃんと分かる人がいないと」と話す中野さんは、三和がお客様に提供する価値の幅を広げることに力を貸してくれるはずだ。

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