第五回/デルフィーコンサルティング株式会社 With─ 縁するチカラ─

2020.03.18 14:00

言いにくいことを言いやすく言葉を駆使した会議メソッド

「よっ!」。掛け声でテンポを持たせるその独特な会議スタイルは当社・三和ペイントに定着。幹部育成のために導入された「すごい会議」は、早3年が経過し、現在森さんには経営・営業マネージメント会議のコーチとして日々密接に関わっていただいている。

「すごい会議」 認定コーチ

森 拡之 もり・ひろゆき

 

◎1982年愛知県生まれ。立ち上げ2年目のベンチャー企業在籍時に「すごい会議」を体験。

その後認定コーチとなり、現在は不動産、物流、飲食、医療など16社のコンサルティングに携わる。

 

趣味は仕事(セッション)。

コミュニケーションを深めるため、空き時間はもっぱらカフェで人間観察にいそしんでいるとか。

ちなみに「すごい会議」とは、人のパフォーマンスを上げる効果的な会話について研究したアメリカ人ハワードゴールドマンらによって開発された方法論。

1975年の誕生以来、上場企業をはじめ多くの企業で導入実績を持つメソッドだ。「成長し続ける企業は、疑問を簡単にはクチに出せない。気づいてはいるけど誰も言わないことが多い」と森さん。会話に「型」を持たせるその手法で、問題やひどい事実を共有する際は「どのようにすれば〜だろうか?」という言葉に直すことや、意見ではなく、提案/リクエストを明確化するための質問の最初に明言するなど、言葉を駆使し深い課題を特定して解決に導くのが「すごい会議」の特徴だ。

言葉は文化。使う言葉が変われば会社が変わる!

「コーチとは変えることで、その根本は人。だから人に対しどう言葉を発するかが大切」と森さん。

コーチになるためのプロセスにおいて、言葉のチョイスや、反応を意識しながら会話を促す難しさを実感したという。しかし引き出す言葉が変わると、参加者の会話の質が変わる。だから成果も変わるという。

 

「僕が言うには、なんですが(笑)三和ペイントさんが一番変わったことはブロックごとの横のつながりが深くなりグーンと成長されたと感じます」と森さん。部長陣の発言と行動が変わり、マネージャーとしての自覚が育まれたのではないかと感じておられた。そんな森さん、「言葉は文化。だから言葉が変われば高い目標の設定と行動変容が可能です!」と。

インタビューでも会議と同じく一体感が醸成され、期待が得られ、やる気にさせる、そんな時間を共有していただいた。

「よっ!」の掛け声は歌舞伎から。

「会議の精霊が言うには…」「どのようにすれば」など日本語として変な言葉をあえて扱うのは、

心に引っ掛かりを意図的に作るためだとか。
会議の発言のお約束は、3S( ショート、シンプル、ストレート)。

そして疑問文を作る難しさなど、当社の課題解決において随所に手法が取り入れられている。

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