(上記は、リフォーム産業新聞2020年12月28日号掲載 ※...
第十六回/株式会社 組織運営研究所~With―縁するチカラ―~
2020.11.01 14:00【プロフィール】 数字で評価される職種へとフードフランチャイズの世界に転職。 エリアマネジャー、スーパーバイザーを経験し感覚的に組織マネジメントを実践。 2004年に組織コンサルティング業に飛び込みマネジメントを体系的に学び、2013年に独立。 毎週金曜日にはサッカーをし、爽やかな汗を流す50歳。 三和ペイントでも取得したISO 9001。なぜ数ある企業が取得をするのか?それは「責任所在の明確化と見える化」だと、11ヶ月にわたりコンサルティングを務めてくださった田水さんは端的に答えられた。 そもそもISO とは国際基準の規格であり、その規格に基づいてサービス・品質の製造やマネジメントを実践していることを認証するものである。三和ペイントが取得したものは「品質マネジメントシステム」。 お客様との契約を軸に、塗料の受発注や施工管理など、業務フローを明確化し、顧客満足を継続的に生み出すための改善フローを、管理・監督するシステムの証を手に入れたことになる。 田水さんが驚かれたことは、事業計画書が全社スタッフにBOOKとして配布されていることと、PDCAのC(チェック)A(アクション)をやり抜く力。中小企業では弱いとされる部分を、経営者のリーダーシップで遂行されているところに太鼓判をいただいた。 今の時代に求められる企業姿勢は?に田水さんは「システムの中で怪我の防止等、安全面への配慮を高めることが大事」だという。施工パートナーに対して発注企業だから関係無いではなく、三方良しを果たすために、ISO9001認証に魂を入れ、質を高めることが大切だと。 左/オフィスには書籍がビッシリ。人生に影響した3冊を選書していただいた。 田水さんのインタビューの中で何度も出てきたキーワードが、“しっかり”だった。当社の印象として「代表である木原社長が業務にしっかり関与している」「計画を中途半端で終わらせない、検証と改善をしっかり繰り返しされている」「人材教育において任せていると放置は違う。しっかりと時間と費用を割き、代表自らティーチング、コーチングを勉められているのも珍しい」と矢継ぎ早に良い点を挙げられた。「経営者に必要なリーダーシップの最たるが三和さんにはありますね」と最後は笑顔で答えてくださった。 ISO9001認証。つまるところはお客様、顧客様に正しくマネジメントが機能している企業だと信頼・安心を得るものだ。PDCA を回し、三和独自の顧客満足度を創り出していくために、このシステムを活用・昇華すべきだと改めて実感した。
田水 達郎
たみず・たつろう◎九州出身。1993年に某大手百貨店に入社。なぜISO9001を取得するのか?求められる企業姿勢とは
右/30年以上の歴史を持つISO認証の業界。先生と言われる方も多い中で田水様は「フラットな関係」を意識したコンサルティングに努めているという。思い込みをしない、押し付けないをベースに、会社のもつ内からの強さを引き出せるよう心掛けているという。中途半端ではない、実行力がある組織
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