(上記は、リフォーム産業新聞2020年12月28日号掲載 ※...
外壁塗装をする際、塗料は専門的な言葉が多く選ぶのに苦戦するという声もお聞きします。なかなか知ることのできない塗料について、そもそも何からできているのか。どのくらいの耐久性が期待できるのかについてお話しします。
外壁塗装をする際、塗料は専門的な言葉が多く選ぶのに苦戦するという声もお聞きします。なかなか知ることのできない塗料について、そもそも何からできているのか。どのくらいの耐久性が期待できるのかについてお話しします。 2つ目は“添加剤”です。添加剤は、塗料の性能を向上させる補助薬品のようなものです。様々な添加剤がありますが、例えば塗装をした時に程よい粘度を調整して液だれを防止する「たれ防止剤」や、塗料を塗るときに起こる気泡をなくすために使う「消泡剤」などがあります。添加剤は、塗料選定の際に話題になることは少ないですが、施工する職人さんには塗装のしやすさを左右するので関心が高いところかもしれません。 そして3つ目は“顔料”。コーティング塗料でもお話ししましたが、塗料の色彩を形づくる成分です。顔料は、水や油、シンナーに溶けずそのものが色をもつ粉末なので色彩をつくってくれるのです。 塗料を構成する成分が分かれば、つぎは耐久性です。ここでは、外壁上塗り塗料の耐久年数で説明します。使用している塗料の種類やメーカーによって、塗り替え目安年数とコストが変わりますので、参考にしてみてください。 塗料に含まれている「合成樹脂」の違いで、その性能や特徴が変わり、含まれている割合によっても耐久性に違いがあります。「フッソだから一番いい!」と一概に言えないのが塗料の難しいところ。製造している塗料メーカーの信頼性や保証年数、性能表示等を確認することが大切です。 塗料を構成する成分と、その耐久性についてお話ししましたが、それを踏まえた上でどのように塗料をお選ぶべきか。ポイントを3つ絞ってみましたので、参考にしてみてください。 ■ポイント1 これから過ごす年数とランニングコストを考える 外壁塗装は、将来の生活のために決められる方がほとんど。ご家庭によって最適な塗料は違います。これから何年ここで暮らしたいのか。長い目で見たときの1年あたりのコストを考えると、どのくらいの耐久性と保証がある塗料を選んだらいいかが見えてきます。 ■ポイント2 将来において避けたいリスクを考える 塗装をする際、「次の代まで残したい」「外壁の色や柄はそのまま残したい」「雨漏りは未然に防ぎたい」など、さまざまなご要望があります。今の課題と将来起こりうるリスクは何なのかを専門スタッフとともに明確にすることが肝要です。 ■ポイント3 住まいの理想状態から考える 塗装をする際、「次の代まで残したい」「外壁の色や柄はそのまま残したい」「雨漏りは未然に防ぎたい」など、さまざまなご要望があります。今の課題と将来起こりうるリスクは何なのかを専門スタッフとともに明確にすることが肝要です。 今回は、塗料選びに大切な情報をお届けしました。実際に外壁塗装をするとなると、スピーディーに進んでいくことが多いため事前の知識とご家族様で話す機会が必要です。是非この機会に、家族で住まいのことを考えてみてください。塗料を構成するのは、3つの成分
塗料の耐久性
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